Q点検口など床下への入り口がない場合は、
どうするのですか?
A床の一部を剥がして入ることになるため、剥がした部分は新たに床下点検口を設置します。床下収納庫を設置することも可能です。また、入り口がない場合でも、和室の畳の下の合板をカットして、そこから床下に入ることもあります。
Q点検口など床下への入り口がない場合は、
どうするのですか?
A床の一部を剥がして入ることになるため、剥がした部分は新たに床下点検口を設置します。床下収納庫を設置することも可能です。また、入り口がない場合でも、和室の畳の下の合板をカットして、そこから床下に入ることもあります。
Q床下に断熱材を入れて
湿気が増えませんか?
A床下はもともと床下換気口が設置されていて、自然に床下の湿気を排出しています。床下換気が設計通りに行われている場合は、断熱材を入れたからといって湿気が溜まることはありません。なお、床下ではなく、基礎を断熱する「基礎断熱工法」も採用例が増えてきましたが、この工法の場合は床下換気口がありません。
Q床下の断熱と一緒に行う気流止めには、
どんな効果があるのでしょうか?
A気流止めは、床下の空気や湿気が壁の中に入るのを抑える役目を果たします。気流止めがないと、壁の中を床下の空気や湿気が流れることによって、壁の断熱材が性能を十分に発揮できないほか、壁の中で結露が起こり、柱や土台などの木材を腐らせる原因にもなります。
Q壁を剥がすとすると、かなり大がかりな工事になりそうですが、その分、仮住まいの期間が長くなったり、廃棄物が多くなって、工事も高くなりませんか?
A外壁の断熱リフォームは、基本的に壁の中の断熱材を入れ換えたり、断熱材を追加したりするため、壁を剥がすことが前提となりますが、事前の調査で壁の中の断熱材が十分機能していると判断できれば、屋外側から壁を剥がすことなく断熱材を追加することも可能です。 例えば外断熱と外装材を兼ねた『DAN壁』(だんぺき・ダンネツ製造販売)を使えば、既存の外装材の上から直接施工できるため、住んだまま工事を行うことができ、廃材の発生も抑えられます。仮住まいの費用がかからず、廃棄物の処理にかかる費用も少なくなるため、工事費用を抑えることにもつながります。
Q外壁の断熱リフォームを行う
タイミングは?
A外装材や内装のクロスの貼り替えにあわせて行うのが、タイミング的には一番いいでしょう。特にサイディングなど外装材を交換するのであれば、断熱リフォームでも必要となる足場の費用が1回分で済むことになるので、同時に行うのがベストです。
Q外壁の断熱リフォームを行う場合、
窓も交換したほうがいいのでしょうか?
A窓はそのままに外壁の断熱性能を高めると、壁の部分と窓の部分の断熱性能差が大きくなり、窓際だけ暑さ・寒さを感じやすくなるといった可能性があります。部分的に断熱の弱点を作らないよう、窓も性能が高い製品に交換するか、内窓を追加することなどをお勧めします。
Qグラスウールはアスベストとは
違うものですか?
Aグラスウールはアスベストとは違います。グラスウールは人工的に製造された繊維でアスベストと違い、結晶ではないので折れても繊維の太さが変わりません。そのため肺奥にまで到達しにくく、体内には残って健康障害を引き起こす心配もありません。
Q発ガン性の心配は
ないのでしょうか?
Aその心配はありません。グラスウールはコーヒーより安全です。最も権威のある物質の発がん性評価機関「IARC(国際がん研究機関)は、2001年にグラスウールに含む人造鉱物繊維を再評価し、“ヒトに対して発がん性の可能性のある物質”であるグループ<2B>から、“ヒトに対して発がん性に分類し得ない物質”である<3>に再評価されました。