1．基礎工事業者や職人の減少に悩んでいませんか？

　昨今、住宅現場での労働者減少は社会的な問題として取り上げられますが若年者の敬遠、高齢化による作業者の引退など、速攻性のある取り組みが益々求められています。

　特に基礎工事などの現場は、作業者の工事が必要で合理化・省力化が難しい仕事です。人出不足による現場進行の遅れ、さらに着工できる件数も減少するなど、住宅会社様にも影響が出始めています。

2．組み立て式の断熱型枠『かんたんベース』による基礎の自社施工で課題解決

　基礎工事業者や職人不足にかかわる課題に対して、住宅会社様ができることは何か。考えられることの一つが、“基礎の自社施工化”です。

　基礎の自社施工は、基礎工事業者の減少が進んでいる地域では積極的に取り組んでいる住宅会社様もあります。ただ、コンパネなどの資材を準備し、職人も用意するなど、なかなか大変です。そこでご紹介したいのは、2008年の発売以来道内で4,000棟の採用実績がある『かんたんベース』です。

　『かんたんベース』は、発泡スチロール（EPS）で作られた板状の部材を組み立てて型枠を作る製品。専門的な技能・知識がなくても簡単に施工できるので、大工はもちろん、事務系の職員やアルバイトでも簡単に高品質な断熱基礎を造ることが可能です。

　この『かんたんベース』を使って基礎を自社施工すれば、着工時期も外注の基礎工事業者に左右されることなく計画的に設定できます。重機や工具をリースすればすぐ施工に入れるほか、普段使っている道具や木材を活用して型枠工事ができるので、大工であればほぼ問題なく型枠工事を行えます。

　基礎工事の最初から最後まで自社で行うのはもちろん、型枠工事やコンクリートの打設だけ自社で行い、残りの土工事や鉄筋工事だけを外注することも可能です。

3．高い施工品質の確保・現場の美観向上・作業負担軽減も実現

　『かんたんベース』のEPSは、熱伝導率は0.034W/mKの厚さは片側65mm、内外合計で130mmとなり、国の省エネ基準を１・２地域でもクリア可能。1枚あたりの重量は600gと片手で楽に持ち運びできます。現場に配送（運送費は別途）も可能ですので運搬の必要もありません。そのため、現場作業者からは負担が軽くなったと大変好評です。コンパネと違って強度が弱いのではないかと思われることもありますが、コンクリートの打設にも耐えられる強度があります。

　また、 組み立て式ですので施工精度が向上するというメリットがあるほか、EPSを連結するセパレータの素材はリサイクル樹脂で製造。縦筋と干渉する場合は簡単に横へずらすこともでき作業性がよく、スピーディーな施工を実現しています。

　さらに現場では従来の基礎工事に用いられていたコンパネや単管などは原則不要となるため、現場の整理がしやすく、基礎工事完了後も見た目がきれいな環境を維持することにつながり、お施主様や近隣の住民の方に良い印象を与えることにもつながります。

4．スカート断熱併用で工期短縮も

　工期とコストに関してはスカート断熱を採用することによって、『かんたんベース』を採用することのメリットが拡大します。

　工期は、型枠を外す手間がなくなるなど、建坪20坪程度の住宅の基礎であれば、従来より４～５日の短縮になったという住宅会社様もあります。

　コストは、大工職人が基礎工事に入る場合は労務費が増えるものの、スカート断熱で根掘り深さや生コン打設量を減らすことができることに加え、工期短縮によって現場管理費などの経費も削減可能。トータルでは『かんたんベース』＋スカート断熱の基礎のほうがコストを抑えられます。

　なお、「北海道の住宅は基礎の根入れが深いから地震に強い」と考え、スカート断熱で浅基礎にすることに不安を感じる住宅会社様もいらっしゃいますが、(地独)北海道立総合研究機構建築研究本部建築性能試験センターが基礎の根入れ深さと耐震性との関連を調査・研究した結果、「地盤の状態や地震波の種類によって結果が異なるため、基礎の根入れが深いから地震に強いと、一概には言えない」としています。木質構造の専門家も「ゼロではないが、ほぼ考えられない」と言い、基礎の根入れ深さが浅くなっても建物の耐震性に及ぼす影響はまずないと見ていいでしょう。

5．貴社の施工を万全の体制でサポート

　かんたんベース』で基礎を自社施工する住宅会社様に対して、万全のサポート体制も整えています。

　例えば、基礎のコーナー部やＴ字部、十字部の専用部材に加え、断熱型枠をしっかり固定できる補助部材も用意。

　 住宅会社様に施工方法のレクチャーも行っており、 要望に応じて専門スタッフによる施工指導を行うこともできます。さらに自社施工がどうしても難しいという住宅会社様の声に応えるため、札幌・旭川圏では責任施工で高品質な断熱基礎工事を請負う「ベース事業」を展開しています。

材料データ：ビーズ法ポリスチレンフォーム・熱伝導率：(20℃)0.0334W/mk・厚み：65mm

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